肩こりによる頭皮への影響はある?

肩こりは、首から頭部へかけての筋肉が緊張して血流が低下するために起こるとされています。
肩こりを起こす筋肉が緊張し続けることで、筋肉の酸欠状態が続き、肩こりが慢性化しやすくなります。

肩こりが慢性化すると、頭部への血行不良も慢性化して、頭部への酸素、栄養が十分にいき渡らなくなり、老廃物の流れも滞るようになります。 そうすると、健康な髪の毛が育ちにくくなります。 いつのまにか、髪が抜けやすくなることも考えられます。

肩こりが慢性化している方は、頭皮が硬くなっている可能性があります。 頭皮の緊張は、顔、首、背中にかけての緊張度合いとも関係があります。 ですので、身体を動かす機会の少ない方や、緊張を強いられる職業の方は、顔、首、背中だけでなく、頭皮も硬くなり、血流が悪い状態が続いている思われます。

肩こりの方は、普段からストレスにさらされている可能性が高いです。 ストレスは自律神経失調症やホルモンバランスの乱れにつながり、抜け毛、薄毛の原因になることもあります。

肩こりが起きやすい要因としては、デスクワークなどの座っての仕事をしている時間が長いと、座るために必要な筋肉を常につかうことになり、緊張状態が続き、筋肉が疲れやすくなります。 パソコンを使う方は前かがみになることが多く、そうすると頭部を支える頸部の筋肉に負担がかかったり、腕の位置をキープするために頸部の筋肉が働き、首から肩にかけて疲労が強くなります。

目の疲労と肩こりがセットになっている方は多いです。 パソコンを見続けることで、目の筋肉の緊張が続き、ぼやけて見えたり、疲労を感じます。 目のピントを調整する筋肉は、自律神経の
乱れに影響を受けやすいことも挙げられます。 忙しすぎたり、悩んだり、ストレスを抱えながら仕事や生活を続けると、目の疲労と肩こりを引き起こします。 さらに交感神経が優位になると、涙の分泌が減りドライアイにもなりやすく、血管か収縮して肩こりの悪化にもつながります。

日々の生活で、ストレスが続くと、自律神経の乱れを招き、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。 そうすると交感神経が優位になり、血管を収縮させ、血流が悪くなり、慢性的な肩こりにつながります。

できるだけストレスのない習慣や解消の時間をもつことが大切です。
肩こりがひどく、首が痛い方は、ストレッチや頭皮マッサージが効果的ですので普段の生活にとりいれることで、予防や緩和につながるでしょう。