頭皮の乾燥が気になりだしたら

肌と頭皮は一枚皮膚。 つまり、肌の乾燥が気になる方は、頭皮も乾燥している可能性があります。
自分の頭皮が乾燥する「原因」を見極めて、きちんとした対策をすることが、改善への近道です。

 

健康な肌(皮膚)の内には、30%の水分が含まれています。
肌表面の角質細胞が並ぶ角質層はたった0.02mmという薄さですが、15~20%の水分を保持することができ、外部からの刺激を保護してくれてます。


角質層に20%の水分があると「潤いのあるしっとり美しい肌」、10%以下になると「乾燥したガサガサの荒れた肌」ということになります。

乾燥頭皮になる原因は、水分と油分が失われること。

シャンプーのし過ぎでも頭皮の乾燥を起こしてしまいます。
きれいにしているつもりのシャンプーですが、強くゴシゴシと擦るような洗い方をしていると必要な分の皮脂まで洗い流してしまい、乾燥が進んでしまいます。

また、たりない皮脂を補うと過剰に分割されてしまったりするので、頭皮のトラブルが出始めたらまずは「頭皮に優しいシャンプー」を使用するようにしましょう。具体的には、アミノ酸系のシャンプーです。ドラッグストアでは、高級アルコールのシャンプーが主流ですので注意を。

シャンプーの選び方でも詳しく説明しております

 

また、シャンプー剤が残らないようにしっかりとすすぐことも大切です。

頭皮に合わないシャンプーの使用や皮膚についている真菌、細菌のほか、食べ物、ダニ・ハウスダスト、ストレスなどが原因でアレルギーを引き起こし、頭皮のバリア機能が失われてしまうこともあります。

 

頭皮の乾燥は、血行不良や栄養不足からも起こります。 栄養不足による頭皮の乾燥を解消するには、バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。
特に、ビタミンやミネラルが豊富なものを多くとるようにすると良く、豆類や野菜も積極的にとりたい食材です。

 

血行不良には、頭皮マッサージが効果的なので、シャンプー際などに頭皮マッサージを行うといいでしょう。

乾燥頭皮になると、細菌などが皮膚の内部に侵入し、かゆみや炎症が起きやすくなります。
角質が細かいフケとなってはがれおち、かゆみ、炎症がひどくなってしまいます。 頭皮が不健康になると、ヘアサイクルも乱れ、やがては脱毛にもつながります。
脱毛の原因は、毛根の炎症が大きく関与しています。

いろいろと乾燥予防の方法を試してみても、改善がみられないときには皮膚科など受診するといいでしょう。