頭皮に水虫ってあるの?

頭皮にできる水虫があります。


皮膚感染する水虫の一種(白癬菌)です。


頭皮に付けば頭皮水虫になり、髪の毛につけば「しらくも」といいます。
人間の皮膚の表面(爪、指)などには、水虫菌が付着していることは珍しくないことで、水虫菌は誰でも持っている可能性があります。


通常、肌が外気にさらされたり、頻繁に洗われする箇所というのは、清潔であり乾燥している場所なので、水虫菌の温床になりにくい為、感染の確立が低いのです。


しかし水虫菌の付着した指や爪で、頭をかきむしったときに頭皮を傷つけ、そこに水虫菌が感染してしまう場合があります。


頭皮の水虫には、髪の毛に感染した水虫と毛根部に侵入した水虫があります。
毛根部に入り込んだ水虫は国内では深在性の水虫に分類されるほど完治が遅く、通常の皮膚水虫よりも治りにくいとされている水虫です。


頭皮の水虫の症状の一列として、髪の毛が薄くなり脱毛班(だつもうはん)という班がみられるようになにます。 
脱毛班には、細かいフケがみられ脱毛班内の毛は抜けやすいことが特徴です。
特に新型水虫菌として急速に感染が拡大しているトリコフィトン・トンズランス菌による感染では毛が根元で切れたり残った毛が黒い点に見えることがあります。

 

まさか頭皮に水虫ができるなんて思っていない人も多いのではないでしょうか。
フケが増えても、シャンプーが合わないだけとか頭皮が乾燥しているだけなんて軽く考えがちです。

脂漏性皮膚炎(フケ症)と比べると原因やメカニズムがかなり違うため、治療方法も変わってくるそうです。
自分でどちらなのかわからないことも多いでしょうから、皮膚科を受診してもらうことが先決です。